/ 2024-06 [会社概要]

ヘティヒ・グループ2023年の売上高13億ユーロ (2,080億円*) * 1ユーロ = 160円で換算

世界をリードする家具金物メーカー、  ヘティヒ・グループ(本社:ドイツ・キルヒレンガン)は、2023年の挑戦を乗り越え、その歴史における重要な節目であるFGVグループとの合併と共に2024年を迎えます。

昨年は、世界各国で建設費の急騰、高金利、インフレ、一般的な投資に対する不確実性が特徴的な、家具業界にとって経済的に困難な年でした。ドイツの家具業界の緊迫した経済状況はヘティヒ・グループにも影響を及ぼし、売上は前年比14%減の13億ユーロ(2,080億円)に落ち込みました。2023年、ヘティヒ・グループはドイツ国内で3,600名、全世界で約7,700名の従業員が任務に励み、海外売上比率は75%でした。 

ヘティヒ・グループの2023年実績。 写真:ヘティヒ社

未来への投資

「特に困難な時代において、未来を見据え、未来の世代のために行動することが私たちにとって非常に重要です」と、ヘティヒ・グループのマネージング・ディレクター、Jana   Schönfeld(ヤナ・ションフェルド)は強調します。2023年においても、ヘティヒ・グループは将来への重要なプロジェクト、プロセスの最適化、製品開発を継続しました。新製品、インフラプロジェクト、建物、設備、デジタル化、持続可能性、そして生産能力の拡大に、約1億7000万ユーロ(272億円)が投資されました。これには、ドイツの生産エリアの拡大や、インドのヴァドダラ、中国の珠海といったアジアの成長市場への投資などが含まれます。

イノベーション:新製品FurnSpin(ファーンスピン) 

2023年、ヘティヒ・グループはケルンで開催されたインターツム国際見本市において、 "It's all in Hettich "というキャンペーンの下、ハイエンドセグメント向けの画期的な新製品「ファーンスピン」を含むソリューションを発表しました。ヘティヒ  ・グループのマネージング・ディレクター、Sascha Groß(サッシャ・グロース)は、家具デザインに新たな基準を打ち立てるだけでなく、ヘティヒの革新的な強みを強調するこの画期的な技術に大変喜んでいます。「高さのある家具でも小さな飾り棚でも、ファーンスピンを使えば、すべてを回転させることができるのです。金具はほとんど見えない状態で、ソフトクローズやプッシュ・トゥ・オープンなど、お馴染みの便利な機能をすべて備えています。ファーンスピンは、家具の世界を変える可能性を秘めた金具システムです。私たちは、世界中から集まった285人の仲間、そして、別の場所からサポートする多くのスタッフたちとともに、展示ブースを現場で完成させました。これは、ヘティヒブランドがいかに継続的に進化しているかを印象的に物語っています。

FGVとの合併:共通の未来に向けて力を合わせる

2024年1月のヘティヒ・グループとFGVグループの合併は、同社の歴史において重要な一歩となりました。「ヘティヒとFGVは、合わせて200年以上の経験を持つ家族経営の2つの企業です。そして今、世界中で約8,600人の社員が、それぞれの力、情熱、アイデアを総動員して、日々お客様のためにベストを尽くしています。両社は互いの強みを補完し合うことで、より付加価値の高いソリューションを顧客に提供し、既存のビジネス活動やプロセスを共に継続的に発展させていくことになります。

2024年の展望

家具業界の回復にはまだ時間がかかりそうですが、ヘティヒ・グループは自信を持っています。「私たちの忠実なお客様、信頼できるサプライヤー、パートナー、そして心から感謝し、高く評価している大きなヘティヒ&FGVチームと共に、常に頼ることのできる強力なネットワークを形成しています」とグロースは強調しています。ヘティヒ・グループは今後も積極的に未来を切り開き、家具業界の革新的なソリューションを開発し、世界的な成長の可能性を活かしていきます。